2025年2月の出来事


写真:今シーズン最初に根本海岸入りしたシロチドリ♀.
「みんないつ来るのかなあ?」といった表情に見えたりします.

この2月は南房総うみはま研究会を始めて最初の「うみはま勉強会」を開くために参加者募集に力を入れていて,X(Twitter)の投稿は勉強会でご紹介する予定の写真をアップし続けていて,昔の写真が多くなっていました.
2月は特別な観察対象がミサゴくらいになるので毎年SNSもブログもネタが偏るので,例年と比べたら少し幅が広がって良かったかもと思ったりもしました.
それと同時に昨年の秋頃から昔のハードディスクの整理をしていたりもしているため,昔の写真が見つけやすかったという事もあります.
なので,以下の内容は「今月の」という感じではないものが多くなっています.
うみはま勉強会の方はこれを書いている現在6月ですが4回までが無事終了していて,YouTubeに当日の内容をアップしたりもしていてある程度思ったように進んでいます.
参加者の方は毎回一桁で多いとは言えないですが,リピート参加して下さっている方も多く,毎回一人くらいずつ新たな方が加わってくださっているような状態で私の理想とする状態に近いものとなってきています.
本当に嬉しい限りです.
まだご参加頂いていない方も是非お気軽にご参加頂ければ幸いです.
また参加された方には了承を頂いたうえで参加者限定メルマガをお送りしています.
今後の予定や新たなニュースを不定期にお届けしています.
気長に細々と楽しくまじめに続いて行くと良いなあと思っております.

写真:以前はウミガメ産卵調査時期以外では来る頻度が低かった根本海岸ですが,近年チドリの生息状況を年間通して観察している事で冬の姿を見る機会が増えました.

以下は今月のX(旧Twitter)投稿より引用し追記します.
投稿日が投稿内容の観察日ではない場合もあります.
写真はいつも通りこの月に撮影したものを文面の流れとあまり関係なく貼ってあり,それぞれ説明を入れてあります.

4日

久しぶりにミサゴが真上を旋回してくれました.
そろそろ繁殖地へ旅立つのでしょうか.
一方,シロチドリの繁殖地には一番乗りのメスが見つかりました.
今年も始まった!という感じの日でした.
南房総うみはま研究会も勉強会が始まります.
22日(土)是非ご参加ください!
南房総うみはま研究会ホームページ内「うみはま勉強会」のページ
当日の投稿

写真:重機で根こそぎにされて海浜植生群落の面積が減っていく一方の根本海岸ですが,ハマゴウがその名の通り浜を強情に護り抜くと決めているようです.
写真はハマゴウの根茎が砂丘を保っている事が簡単に分かる例.

5日

2/22のうみはま勉強会でご紹介する生きものたちのご紹介(その1)
今日はアカウミガメです.
写真は根本海岸で岩場に迷い込んでいた母ガメ.
ここは2000年に初めて産卵を確認した海岸でもあり,以降最も重視して記録を取って来た海岸です.
根本では「なぜこんなことに?」という事が多々ありました.
当日の投稿

6日

去年の根本海岸でのシロチドリ,コチドリ巣(産卵)位置のマップが完成していなかったので気になっていたところ,ちょうど依頼を頂いたので完成させました.
昨年は春先から調査を始めたので例年のウミガメ調査のついでの季節である6-8月以外の記録がしっかり取れました.
今回と2000年代初頭からの過去含め海岸のほぼ全域で産卵が確認できているので,同じくこの海岸のほぼ全域を使用するキャンプ場と共有していくためには柔軟対応が必須とよく分かります.特に問題の多いキャンプ場開設前の海岸造成時の配慮については今年も南房総市に対応希望を伝えます.
キャンプ場の外の巣は右(西)端のシロチドリ巣×3のみでした.ここも海水浴の人は入りますが近年は密度が低く,車も入れない為それほど心配はありません.一方でキャンプ場場外だからと犬を放す飼い主が結構多いのが心配のタネです.
今年もシロチドリのメスが1羽既に根本海岸入りしています.
キャンプ場エリアを示す赤枠を入れてみたもの.
この範囲は車も進入可でテントを張る位置も自由となっています.
昨年はキャンプ場が開いた後は運営の根本区と相談しながら囲いを設置し孵化まで十分な保護が出来ましたが,問題は開設前の重機による均し作業ですが南房総市が現場対応してくれません.
キャンプ場(赤枠内)の中での産卵では4月から5月ですが、7月は枠の外しか産卵していません。
6月の後半から7月前半にかけて行われる作業によって様々な攪乱があるので、それによって水際に追いやられている状況が見て取れます。
台風が来れば波を被ってしまう可能性の高い位置の産卵も複数ありました。
当日の投稿

写真:グンバイヒルガオ群落はさすがに冬は勢力が弱まりますが,その状況も記録しています.
昨年熟した種子がまだ見られます.

7日

2/22のうみはま勉強会でご紹介する生きものたちのご紹介(その2)今日はハマダンゴムシです.
写真は打ちあがった海藻を食べているところです.
体色がきれいで目がパッチリしていて可愛いので一部ではダンゴムシ界のアイドルと呼ばれているとかいないとか??砂浜を知るカギとなる生き物と言えます.
当日の投稿

9日

2/22のうみはま勉強会でご紹介する生きものたちのご紹介(その3)はスナビキソウです.
地味ですが砂浜にとっては大切な存在です.
名前の通り「砂を引き」留めて砂浜を安定させてくれます.
砂浜が砂浜であり続ける事の不思議の答えのひとつ.
当日は他の南房総で見られる海浜植物も紹介します.
当日の投稿

写真:モズは海岸に時々いて,植生内にいるバッタ狙いかな?と思っていましたが,この時はスナガニを仕留めていました.

10日

パブコメを送りました.
「令和6年度 東京湾沿岸海岸保全基本計画(案)に関する意見募集について」https://pref.chiba.lg.jp/kouwan/iken/2024/kaigannkeikaku.html 「令和6年度 千葉東沿岸海岸保全基本計画(案)に関する意見募集について」https://pref.chiba.lg.jp/kasei/iken/2024/pabukome.html 自分が大好きな海岸の計画案だけでも見てみて下さい.
2月17日締切です.

追記:南房総うみはま研究会ホームページに送付した意見内容を公開しました.
https://sites.google.com/view/umihama/おしらせ
当日の投稿

11日

第2回 2025年3月22日 10:30~11:30 「南房総のウミガメ(アカウミガメの産卵と漂着)」の予定を公開しました.
参加無料,要予約「お名前,メールアドレス」をメールにてご連絡お願いします.
連絡先,会場案内などは以下ご参照ください.
どうぞお気軽にご参加ください.
当日の投稿

写真:館山湾湾奥の正木の海岸は歩道を兼ねた堤防の海側と山側に海浜植生が僅かですが見られます.
一方ずっと奥の方に見える平久里川を挟んで向こう側の市街の八幡海岸,北条海岸は植生がほとんど排除されています.
浸食と飛砂が見られ,砂を道路から海岸へ運び戻すだけの作業が年中行われています.
そこに投入される税金はどれほどなのかと呆れてしまいます.
海浜植生を大切にすべき時です.

11日

2/22のうみはま勉強会でご紹介する生きもののご紹介(その4)はシロチドリです.
シロチドリの繁殖はウミガメ産卵調査を始めた事で気づいたもので,調査開始翌年の2002年からノートに繁殖記録がありました.
シロチドリはアカウミガメと同じレベルの保護対象指定がされており好む繁殖環境も共通です.
当日の投稿

13日

2/22のうみはま勉強会でご紹介する生きもののご紹介(その5)はクジラです.
と言っても,その漂着についてです.
南房総の砂浜を語るうえでクジラの漂着は欠かせませんので,漂着クジラ(ストランディング)についての回も設けますが,まずは一例を.
写真は根本海岸に埋められたマッコウクジラです.
第1回「南房総うみはま研究会のご紹介と南房総の海辺の生きものたちのご紹介」 2025年2月22日 9:30~11:30 無料 詳細,お申し込みは以下ご確認ください.会の入会の必要,会費もありませんのでお気軽にどうぞ.
初回ですので,南房総の海辺の生き物を広く紹介する予定です.
https://sites.google.com/view/umihama/うみはま勉強会
当日の投稿

写真:飛砂被害とは全く無縁な海岸.
波打ち際からの距離と砂丘の傾斜と砂丘を維持する能力を有する海浜植生種を自然なままにしておくことで当たり前に砂の被害は防げますし,海岸浸食とも無縁になるのは昔から海を観ている人には当たり前すぎてわからないのが不思議なくらい単純な事です.

15日

2/22のうみはま勉強会でご紹介する生きもののご紹介(その6)はアオミノウミウシです.
ギンカクラゲ(左)を食べているところで,多数打ちあがった中で生きていたものを容器に入れて撮影したものです.
砂浜には本当に様々なものが打ちあがります.
その他の砂浜に漂着する生物もご紹介致します.
当日の投稿

17日

今日のミユビシギです.
強い風の中,忙しそうに食べ物を探していました.
週末22日のうみはま勉強会では彼らについても少しご紹介します.
是非ご参加ください.
当日の投稿

写真:観光地では好まれないこのような漂着有機物の集まりも砂を海岸に保つために有用です.
砂だけになれば砂を誰も引き留める事は出来ません.
砂は水の次くらいに自由な存在です.

20日

2/22うみはま勉強会でご紹介する生きもの(その7)はイルカ(小型鯨類)です.
南房総では小型鯨類が定着したり,定置網に入ってしまったりという事が時々起こります.
第1回「南房総うみはま研究会のご紹介と南房総の海辺の生きものたちのご紹介」 詳細以下ご確認ください.
当日の投稿

21日

ちょっと昔の写真で2004年6月の根本海岸です.
手前は繁殖中のシロチドリ,奥のはウミガメの巣(卵)を保護する囲いです.
台風で流されても害のないものでと考え,漂着している竹を使っていました.
今はウミガメの産卵頻度が下がってシロチドリの保護が主体になりつつあります.
同じ年の7月の根本でのシロチドリの卵破損.
これは捕食でなく,人か犬が踏んでしまったのではないかと考えています.
埋もれ気味だったものを掘って確認した状態です.
なのでシロチドリも保護囲いが必要なのです.
当日の投稿

写真:南房総の海岸では時々こういうサイズの骨が落ちています.
多分,ゾウかキリンか恐竜かクジラだと思いますが.(クジラです笑)
その場所に過去どんなクジラが打ちあがったかを知っていれば種が特定できます.

23日

昨日第1回うみはま勉強会にご参加頂いた皆様本当にありがとうございました.次回以降もお気軽にご参加ください.
写真は魚を持って山に帰るミサゴと背景の雪山は遥か南アルプス.
雪とはほぼ無縁な南房総から眺める白い山々は別世界ですね.
ちなみに手前に写っている岩の白いのはウミウの糞なのです.
当日の投稿

23日

昨年行った「海岸生物に配慮した次世代ビーチクリーンの可能性」のスライドをYouTube公開致しました.
テロップで口頭説明を補ったかたちです.画面下方の解説もご確認ください.
ビーチクリーンを行っている方,海辺の生きものに関心のある方に是非見て頂ければと思います.

当日の投稿

26日

2009年のウミスズメです.
警戒してる時はこんな感じで羽搏きながら立ちあがってこちらを見ます.
でもウミスズメは漕ぎ進めていなければカヤックはほとんど気にしないです.
向こうから船体を突いてきた事もあったくらい.
群れだと気弱な個体が反応して全体にザワザワという事になりやすいという傾向.
当日の投稿

27日

越冬中のシロチドリの群れ.
植生の中で休んでいたところをビーチコーマーさんが接近してきて耐えきれず飛び立ち,しばらく海の上を右往左往...
強風続きの日々を海岸で過ごしてお疲れの様子.
植生の中に入らないようにしてあげると逃げ場を保ってあげられるので海にまでは追いやらずに済みます.
当日の投稿

写真:ミサゴが複数で見られる事の多い場所はある程度限られています.
美味しいお魚が沢山捕れるのでしょうね.

27日

2011年7月の根本マリンキャンプ場の写真が出てきました.
あの地震と津波を,少なくとも画面越しに疑似体験して半年も経たない時期に砂浜でキャンプするのは怖くなかったのでしょうか.
現在ではこの地震発生時の誘導看板もなく...
ちなみに根本海岸は関東大震災の隆起で広がった砂浜でもあります.
当日の投稿

お知らせ

南房総うみはま研究会でもホームページを開設
活動内容や勉強会の予定をアップしてありますのでご覧いただければ幸いです.
南房総うみはま研究会

Blogger(ブログサイト)開設.
「カヤック日記」をスマホなどでも見やすいようにしました.
ご利用環境などお好みで是非ご利用ください.
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随時活動報告,南房総の海の風景をお伝えしております.
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写真:今年もいつもの港で採餌するミユビシギの群れが観察できました.
足環を付けている個体が含まれていないので毎年同じメンバーなのかが判りませんが,ここまで固定的にここを目指してくるので多分同じかなと考えています.

 2025年1月の出来事


写真:このような原生自然に近い海岸線が所々にさりげなく残されている南房総の貴重さに気付いてほしいのであります.


更新がどんどん遅れてきていて、これを書いているのは4月後半です。
今年は「南房総うみはま研究会」を始めたことで、毎月の「うみはま勉強会」の準備や、同時にハードディスクの老朽化に伴って2000年代初頭からの写真データの移行管理で時間を消費したり、どれもじわじわと少しずつ進めている状況です。
そんな中でもこのブログはまさにウェブ上のログとして私自身が実際的に活用していることもあり欠かせないもので、月毎の写真整理から始め、選り抜き、最近ではX(Twitter)が日々の記録を残す場所にもなっていることから、そこからの引用とともにアップする準備をします。
SNSも情報記録には便利ですが検索の不便さや、いつサービスが終了するかわからない不安定さなどの心配がありますから、やはりこのブログがないと後々にその時期に起きたことを再確認するのがなかなか大変になってしまいますので継続していきたいと思いますので、少し遅めの情報ではありますがよろしければまた読みに来ていただければと思います。
うみはま勉強会は4/23現在第4回を終了していて予定通り月に1度のペースを保てています。
参加者はまだまだ少ないですが、小さな会場で参加者の方とちゃんとお話をしながら進めていける感じが良く、このまま小さなサイズで継続していけたらむしろ良いかもしれないと感じています。
たいていは大きいことは良いこととされ、小さいことは失敗という感覚の世界ですが、うちのカヤックツアーも参加者の安全と、伝えたいこと、楽しみを十分に伝えるために最大催行人数4人というサイズで行ってきましたので、うみはま勉強会も元々のそういう私の好みに合った状況といえます。
勉強会の方もツアーと同じくリピーターの方に支えられていく感じの状況になってきており、ツアーの時と似てる感覚があります。
参加はその時々で自由ですし、これからも毎回時間が合うときに気楽に参加していただけると嬉しいです。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
また、まだご参加していない方のご参加お待ちしております。
南房総うみはま研究会についての詳細はホームページを開設してありますのでご覧いただければ幸いです.
南房総うみはま研究会リンク

以下は今月のX(旧Twitter)投稿より引用し追記します.
投稿日が投稿内容の観察日ではない場合もあります.
写真はいつも通りこの月に撮影したものを文面の流れとあまり関係なく貼ってあり,それぞれ説明を入れてあります.

4日

昔の写真の整理が続いています.
この時投稿したのは2008年暮れに館山市街の海岸道路を横断しようとしていたコアホウドリ.
出勤時間帯に海岸の道路にいてクルマの通行に影響が出ていました.
道路を呑気に歩いている姿はアホウドリと昔の人が名付けたのも少し分からないでもない状況でした.が,やっぱり酷い命名ですよね.それにしても素敵な鳥でした!
当日の投稿

10日

また古い写真の投稿です.
今は無き館山沖ノ島(沖島)灯台.
島の木々の緑と青空に映える良い感じの可愛い灯台でした.
撮影は2005年9月.
我が家の壁に貼ってある1995年版のヨットチャートにはまだ灯台があります.
いつなくなったのか忘れていたので試しに検索してみると2009年と書いてあるサイトがありました.
灯台のサイト面白そうです.
Lighthouse-japan.com「2004 館山港沖ノ島灯台(廃止)TATEYAMA KO 34 59.5 N 139 49.4 E M6449 Tateyama Okino Shima (abolished)」
当日の投稿

写真:この冬にシロチドリとミユビシギに混じって冬を越したダイゼン2羽,これに近縁種のムナグロ1羽も加わり群れ全体の警戒役を果たしていました.

11日

観音崎自然博物館研究報告たたらはま No. 28(2024)にふたつ掲載して頂きました.
「グンバイヒルガオの越冬繁殖分布の北限新記録と千葉県南部における生息状況」藤田 健一郎・藤田 直子
「東京湾で採集されたホウズキイカ(軟体動物門,頭足綱)」山田 和彦・藤田 健一郎
観音崎自然博物館研究報告たたらはま
グンバイヒルガオの方は館山で初めて発見してから20年になるので,いいかげんそろそろ...と思っていたものをこの機会にまとめました.
記録した数が多くて,いろいろとなかなか大変でしたが,編集の方と査読者の方のお陰でなんとかなりました.本当にありがとうございました.
本ホームページ内お知らせのページ内でのご紹介
イカの方は館山湾内で発見したものを同館の山田和彦さんに郵送して調査報告となったものです。
館山、南房総の海辺に暮らす生き物の生き様を少しでも人間界に記録して置くことが彼らの限られた生息地保全への基本的な作業と考えて、これからも記録報告を継続していきたいと考えています。
当日の投稿

17日

ブログ更新致しました. 2024年11月のカヤック日記です.
http://6dorsals.com/column/column.htm
Bloggerにも掲載してあります.
https://6dorsals.blogspot.com
スマホで表示に不具合がある場合は横画面でお願いします.
掲載写真は南房総で越冬中のダイゼン.
当日の投稿

20日

日本ウミガメ協議会から今年もウミガメ会議の冊子が届きました。
今年も産卵と漂着の情報を共有したので、それで毎年送ってくれるものです。
しかし今年はとうとう産卵も上陸もゼロという悲しい記録が載ることとなりました。
実際には根本海岸以外は私の体調不良のため例年よりも後半の調査努力量がかなり下がっているので、それも影響しているはずです.
その点はウミガメ協議会には伝えてありますが、表には反映されないので、よその人が見たら南房総で何が起きたんだ?と思われそうです。
しかし根本海岸は確かにゼロだったので、やっぱりマズい状況。
本来優れた産卵地であるはずの根本海岸の使い方について、生物多様性の意味が誰でも分かる時代に合った使い方を考え直すべきとウミガメが言っているような気がします。
次はシロチドリがゼロとならないようにしたいと思っています。
同時に自身の健康管理をしっかりしないとフィールド記録を正しく残せないという当たり前でなかなか難しい課題にも前向きに対応しなければならないと感じています.
当日の投稿

23日

正月に漂着したザトウクジラがやっと移動して埋められるとのことで見学してきました.
陸送は初めて見るのでいろいろ勉強になりました.
なんで死んでしまったのかなあ...と今回も思いました.
自然界での出来事なら自然な事ですが,ヒトの生活が影響していたりしないかなといろいろ気になるのでした.
追記

イルカ,クジラ,ウミガメもですが漂着時に情報をSNSに載せないようにしています.
何故かというとそれらの骨格や体表に見られる寄生生物までもが近年コレクション対象となっており,へたすると売買へと繋がる場合もあるようで,採取者のモチベーションが非常に高まっていると現場を見て懸念している為です.
私自身もそれらの標本には興味がありますし,直にそれを現場で見たり博物館で見る事の有意義さ,楽しさは理解しています.
ただ漂着クジラに関しては標本の保持は昔と違いややこしい問題がありますし,そもそも現場で手袋もせずに腐敗した野生動物を触る事の心配もあります.
またこれらの生物の調査を研究機関が行おうとしているその前に標本そのものである漂着生物の状態が変わってしまう事での調査情報の欠損が生じる問題が最も大きな心配となっています.
発見してすぐに,それらについて興味のある人々に伝え,それを現場で実際に観察する貴重な機会を共有できずにいる事がなんとも勿体ないことなのですが,今のところ仕方がないと感じています.
今回のクジラも処理がされるまでの数週間も情報をインターネット上に流せずにいました.
一方では通りすがりの人や近所の人はSNSなどでも拡散していた様子です.
こういう野生動物の死骸の扱いについてもう少し分かりやすく自治体や博物館等の公の団体が広く一般に示していく必要があるのではないかと感じています.
当日の投稿

写真:1/6.
年末にはこの場所の沖で既に長らく漂っていたとの地元了漁師さんの話でしたが,水温も気温も低い時期なため少なくとも外見上は鮮度が良い感じです.
ただし膨らんでいますので内臓が腐敗しガスが生じています.

写真:1/7.
以前漂着した同じく千倉でのザトウクジラでは漂着後に再度沖に流れ出し行方不明となった例があったので,調査が未定だった段階で状況が気になり毎日のように通いました.
漂着場所の全体像はこんな感じで再漂流はありえなさそうですが,以前のケースではもっとあり得なさそうだったのに流されていきました.
主には風向き次第です.

写真:1/7.
ザトウクジラの尾ビレ.
尾びれの模様で個体識別される事が良く知られている種ですが,漂着の場合は皮膚の状態が悪く判別は出来なさそうなものが普通です.

写真:1/13.
日が経つにつれて皮膚がどんどん剥がれていく中,カラスやトビが皮を食べに来ていました.
以前の例では大型カモメ類が集結するケースもありましたが,なかでもシロカモメが特にクジラの皮に強い執着がありました.

写真:1/22.
腐敗が進むにつれて脂が滲み出ていたのですが,それを食べに来たと思われる小魚(おそらくトウゴロウイワシ)が潮があげてくるとかなり集まって,岩にこびり付いた脂を突いていました.
そしてその小魚を食べるためにクロサギが毎日やって来ていました.

写真:1/23.
やっとクジラが処理される日が来ました.
クレーンで吊り下げられ,大型のトレーラーダンプに積載し千倉市街を抜けて千倉の砂浜へ運ばれました.

写真:1/23.
クジラが埋められる場所へ下ろされていきます.
背景は南千倉海水浴場.
南房総には様々な場所に多数のクジラが埋葬されています.

24日

古い写真を整理していて2012年に南房総市の海岸で撮影の写真にスナハマハエトリを見つけてビックリしました.
私自身の本種発見は2021年の館山市での遭遇が初めてだと思っていたのですが.
当時は今以上にクモのことは知らなくて図鑑もなく同定をお願いできる人もいなかったので未同定のまま埋もれてさせてしまっていたのでした.
この時から調べていれば...
そもそもスナハマハエトリは2018年記載なので当時の図鑑には載ってなかったので,もしクモに詳しかったらむしろ謎が深まってたのかもしれません.
まだ新種でも無かったわけですから新種記載できた可能性も?
「千葉県南部におけるスナハマハエトリの分布」藤田 ・藤田 観音崎自然博物館研究報告たたらはま No. 27(2023)にも館山で2021年初記録としてましたが,訂正ですね.
その後,28日にもまたスナハマハエトリの写真が出てきました...
今度は2010年でメス.
じわじわ思い出してきたのですが海浜植生を観察記録していると小さなクモとか虫がいろいろいるのですが,小さすぎて動きも早くちゃんとした写真が撮れないので,「こういう小さなものを撮れる良いカメラないかなあ」とこの頃思っていたのだった.
当時主に使っていたデジタル一眼のマニュアルマクロレンズでは追いきれなかったのでした.
同時に使っていたコンデジのマクロも動く対象を撮影するには不十分でした.
当日の投稿

26日

この日の館山は毎年海岸遊びは禁止の日です…
何故なら館山市の海岸線が隅から隅までマラソンコースとして閉鎖されるからなのです.
実はこのマラソンコースは西岬と館山で言われるエリアの住民はほぼ終日に亘って家から出かける事も出来なくなります.
マラソンコースにして喜ばれるような素晴らしい景観の海岸線道路であり自慢になるのだということは確かなのですが,たった一日と言えども住民の生活と知らずに訪れた観光客の予定を変えてしまう事に配慮すればこのルートはありえないと感じています.
ともあれこの季節に知らずに遠くからお越しのご予定の方は予めマラソンコースとその通行止めスケジュールについて十分ご注意下さい。
当日の投稿

28日

「令和6年度 千葉東沿岸海岸保全基本計画(案)に関する意見募集について」と「令和6年度 東京湾沿岸海岸保全基本計画(案)に関する意見募集について」というぱぶうりっくコメント募集が期限2025年2月17日となっていました. 千葉の自然海岸が好きな人は県内県外在住に関わらず思いを伝えた方が良い機会です.
「令和6年度 千葉東沿岸海岸保全基本計画(案)に関する意見募集について」,「令和6年度 東京湾沿岸海岸保全基本計画(案)に関する意見募集について」期限2025年2月17日.
南房総うみはま研究会としてではないですが,コメントを提出し,内容はホームページに掲載してあります→  南房総うみはま研究会HP内「おしらせ」のページ
当日の投稿

写真:シロチドリなどの越冬群を観察する機会が増え,これまでの双眼鏡では間に合わず望遠鏡を始めて導入しました.
カウントや行動を観察するにはとても楽になりコンデジを当てて情報記録程度の撮影も可能で,今まで動き回って記録していたスタイルでは邪魔になると感じて装備候補から排除していたのは勿体なかったかなと感じています.

28日

また唐突に過去のお話しですが.
御蔵島→館山→寄り道→御蔵島という周回7年物超長期旅行をしたイルカがいるって案外知られてないですよね?
館山の人にも是非知ってほしい!と思い投稿しました.
引用「今日紹介するのは、雷雲(#451MA)と名付けられたミナミハンドウイルカです。お腹に雷雲のような黒いしみがあるのがわかるでしょうか?この個体は2009年の発見を最後に御蔵島周辺から移動しており、2010~2012年に館山沖(6 dosals Kayak Service 藤田様より)、2013年に神子元島(海遊社 須田様より)での発見が確認されています。昨年は鵜渡根島(高縄様より)で発見されていましたが、今年になって7年ぶりに御蔵島に戻って来たことが確認されました。 一度島を出たイルカが再び島に帰ってくるのは、midoによる調査が始まって以来5例目となります」
Mido 御蔵島イルカチーム (Mikura Dolphin Team) Facebook 2016年8月29日 当日の投稿

29日 「南房総うみはま研究会」を今日からスタートしました!
「研究会」っていうとなんだか重いですが,楽しく誰でもが自分なりの研究が出来るようになれば身近な自然を自分で理解して解明していくという事が普通の楽しみとして広がるきっかけになるかもという思いで名付けました.
南房総の海辺の自然に関するものの中でも,特に磯と違って生物の棲む場所としてあまり注目されていない砂浜に主眼を置きたいと考えています.
それで「うみはま」と浜を強調した名称としています.
南房総の砂浜と,そこに暮らす生物を見る眼が増えれば南房総の砂浜は自然と護られていくと考えています.
2/22(土)に1回目の勉強会を館山で開きます.
ホームページをご覧の上で参加希望お願いいたします.
専門に既に詳しい方よりも海の自然に興味が湧いてきてた入口にいて海にもいろいろ興味のある方向けな内容にしたいと考えています.どうぞよろしくお願いいたします.
「南房総うみはま研究会」ホームページ
当日の投稿

29日

ところで今回ホームページを公開して思った事は「小学生にも大人にも」と謳いながら小1では読めない漢字がいくつも書いてあるということでした.
今時WEB上なら翻訳でどこの国の記事も読めるのに自国語で書かれていても読めない層の存在に気づきました.
年齢設定自国語翻訳をGoogleに装備してほしい.
例えば翻訳設定を小3にすれば小学3年生が既に習っている漢字のみ使用した日本語に変換してくれるということです.
漢字が苦手な人や,いくらか日本語が出来るけど漢字はまだ少ししか分からないという外国の人にも良いかも.
海外の言語でも同じような問題がありそうですよね.
当日の投稿

写真:館山市街を背景に魚を探すミサゴ.
重要保護生物扱いの鳥が普通に見られる環境が「普通」ではないことを市民は知らずにいて,そのことが大切なものを気づかずにどんどん失っていくことに繋がっていると感じます.

お知らせ

南房総うみはま研究会発足

南房総うみはま研究会を夫婦で細々と,ちょうどシックスドーサルズと同じようなスケールで開始しました.こちらは全くの非営利での,むしろ出費の増大する活動ですが,南房総に残された貴重な海岸の自然について南房総の人々をはじめとして南房総を愛し訪れる人々にも共有していく事を目的としております.これまでの調査活動に加え勉強会を無料で毎月開催などの活動を行っていきます.是非お気軽にご参加ください.

南房総うみはま研究会ホームページ https://sites.google.com/view/umihama/


6DORSALSのSNSリンク

随時活動報告,南房総の海の風景をお伝えしております.
是非フォローお願いいたします!
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 2024年12月の出来事


写真:細長いダツの仲間を捕まえたミサゴ.表層を泳ぐ事が多いようですし(カヤックで時々水面を群れでジャンプしているところを見ます),何より掴みやすそうです.

この月の内容ではないですが、今これを書いている2025年3月初めのことです.
世の中いろいろと変化が激しく、それに合わせるかのように天候も目まぐるしい日々ですが、そんな中「南房総うみはま研究会」なる「会」を始めました.
このブログも「カヤック日記」から「うみはま日記」にしようかなと思ったりもしましたが、しばらくはカヤック日記のままとしておきます.
かといってシックスドーサルズ・カヤックサービスを終わりにするわけではなく、並行して続けていくつもりです.
今回のことはカヤックツアーをしながら継続してきた自然物の記録活動を分離したという感じで、分離することで活動の形を変えていきたいという目的があります.
ツアーに付随して調査研究をしていくのは営利に繋げるための活動と捉えられがちだと思いますが、実際ツアーを行う際のフィードバックが当初の目的のひとつですので、そうに違いないのですが、営利目的ならもっと他の事をすべきなので...むしろ出費を増やしてしまっている状況だったりします.


写真:海岸を歩く人に驚いて飛び立った越冬中のシロチドリの群れ.
波打ち際を歩く分には植生の中や砂丘の麓などに逃げられるので植生を避けて歩いてあげられると彼らも穏やかに過ごせますね.

生き物や海岸環境の記録は将来のための記録として考えて行ってきたもので、それをしなければと感じた理由のひとつはウミガメの産卵調査を始めた時にありました.
根本海岸ではじめてウミガメの産卵に気づいた時に過去の記録がないことがわかりました.
一方で根本の海女さんなどに聞けば昔からの当たり前のもので、90歳前後の方の幼少期の記憶にそれが刻まれているという事も分かりました.
つまり「当たり前」ほど記録されないという事で、それはウミガメの前に観察をしてきたイルカについても言えました.
漁師さんから「沖に行けばイルカは普通にいる」という情報がありながら、その種や頻度は分からないので写真ひとつでもあればと思ったものでした.
そういった昔の出来事を、もし100年位前から市民科学が普通のものとして定着していたとしたら、漁師さんや海女さんがノートを残すことで研究記録として正式に文献化されていたなら、この海での本来の姿が汚染や開発、気候変動といった変化に対してどう変わっていったのかが分かったはずで、本当に残念だったのです.
だから素人の自分が敢えてツアーのガイドをしながらその海に暮らす生き物を記録し、海岸の変化も記録し、慣れない人にとっては難しい壁となっている研究報告の仕方をなんとかしながら、これまで記録してきたことを報告にしていきたいと今少しずつやっているところです.
これにより「私でも出来たのだから皆も出来る」という形にしていきたいですし,何よりその入り口を小さくても用意しておくことが大切と感じました.
これは結局私が研究者の方々に助けて頂いた事を私なりの立場で受け継いで,私と同じ素人である市民科学者を特にこの南房総で増やすことが結局土地の自然を見守る目となると考えています.


写真:南房総市太平洋岸の河口に現れたイカルチドリ.
今まで観察したことがなかったのですが、私が主に記録している砂浜では見たことがないですが、河口には来ていたのかもしれません.
採餌している様子を見る限り、河口の環境条件もかなり自然的な場所でなければ好まなさそうです.

南房総に定着したイルカの件を昔報告で書いた際にはイルカのおかげで知り合うことが出来た様々な素晴らしい研究者の方々に大変お世話になりました.
その先生方は全くの素人でもともとの基礎的な自然科学に関する知識も不足している私に対して大変おおらかに受け入れてくださり、実際に海で見たものを形にするという作業に協力してくださいました.
その時の経験がなければ研究者の中に首を突っ込んで発表するという事には今もなっていなかったと思います.
今回の「南房総うみはま研究会」のサイトには「みんなの研究発表」というページを設けました.これはまさに自分が「研究」とその発表という事に関して感じていた敷居の高さを排除したいという目的があります.
もしもその昔、海女さんが気楽に、休みの日にでも海で見た珍しいものを書いたメモ程度のものを気楽に「研究」として公表できていたら、今の南房総の海辺や海の上での様々な出来事の記録の無さを嘆かずに済んだはずという事を今からでも変えたいという気持ちです.
さらには小さな将来を担う子供たちにも気楽に研究を行う気持ちを育てる必要に対しての場にもなることを望んでいます.
このページに書き込むのはSNSで投稿するのとそれほど変わらない気分で、しかし中身は見る人が見たら基調と思える内容になるのではないかと考えています.
それを見たプロの研究者が「見つけ」本当の研究発表に?がる可能性が十分にあると思います.
私が御蔵島から来たイルカを記録できたのもそんなレベルの出来事でした.
それを研究者の方々が受け止めてくださったからそれが記録として残りました.


写真:富士山を背景に沖合で魚を探していたミサゴ(中央の小さな点).
岸から数十メートル程度の範囲で魚を捕っている印象がありますが,よく観察するとかなり沖でも餌を捕ります.
カヤックで沖合でその場面を見る事もありますが,じっくり観察するには岸からの望遠がやっぱり良いです.

そのような気楽な発表の場を用意して、もうひとつは同じように気楽に「勉強」できる場所をつくることで、それは毎月の勉強会として基本的に無料で継続していくつもりです.
できればそのうち研究者の方などをゲストに来ていただいて特別な回も設けたいと考えていますが、まずは毎月の参加者を少し安定していくことが必要かなと感じています.
またこの「勉強会」も本当に学校のようなムズカシイベンキョウとならないようにしていきたいと思っています.
私自身学校でのベンキョウは大の苦手でしたので、何がその苦手な気分を生み出しているのかはかなり実感しているので、それを避けつつ楽しく真面目にしかし好奇心に?がり、結果として海岸の環境理解に繋がるように努力していきたいと考えています.
もちろんなかなか難しいことなのは良く分かっていますので、無理なくやっていきたいと思います.
そのようなわけでシックスドーサルズではできなかった広がりを創り出していくことを目的としていますので、ご参加よろしくお願いいたします.
特に砂浜環境は今大変な厳しい状況にあります.何が厳しいのかというと主にはそこに暮らす生き物の状況ですので、多くはそこに時間を割いていきます.
また「会」といいましても会員制でもなく会費も徴収しません.一期一会な「会」で良いという感覚で、毎回時間の都合や今日の対象によって離合集散する「会」としたいと思います.どうぞお気軽にご参加いただければ幸いです.
詳細はホームページを開設してありますのでご覧いただければ幸いです.
南房総うみはま研究会リンク



写真:南房総市の海岸で越冬をしているのを確認し継続観察をした3羽.
ダイゼン2羽とムナグロ1羽の組み合わせで間違いないようです.
夏羽は独特の模様で両種とも似たような姿で紛らわしいのですが,地味な冬羽は尚更でしばらく判然としませんでしたが,一緒にいるところを見てみると1羽が明らかに褐色がかっていてやや小型であることから,そちらがムナグロ(写真中央)と判断しました.
種は違いますが同じムナグロ属ですし,それほど違和感が無いのでしょうか?
ダイゼン2羽に小さなムナグロはくっついて安心している様子です.

以下は今月のX(旧Twitter)投稿より引用し追記します.
投稿日が投稿内容の観察日ではない場合もあります.
写真はいつも通りこの月に撮影したものを文面の流れとあまり関係なく貼ってあり,それぞれ説明を入れてあります.

6日

昨日行った時々しか行けない某所海岸でミサゴとシロチドリとハマボウフウを観ることができました.
皆さん変わらず元気で何よりでした.
千葉県内だけでも行きたいところに行きたいだけ行けるわけではないので毎回の観察が大切です.

8日

去年新装オープンした沖縄の 名護博物館 で2010年1月に沖ノ島に打ちあがったザトウクジラの骨格が展示されてました.(科博のデータベース内のこの個体
投稿の写真は当時に沖ノ島での国立科学博物館による調査に参加した時で、青い上着が私です.
他はほとんど血だらけの解剖の写真なので省きましたが現場は見物の人も多かったです.
南房総でザトウクジラ漂着はまだ珍しかったころで、その後毎年のようにザトウクジラが打ちあがるようになります.
この時は大変苦労して肉をきれいに骨から剥がし、標本にする時のことを考えてきれいに並べて埋めたのですが,当初標本化を言っていた館山市で展示されなかったのは本当に残念でしいた.
しかし、まさか沖縄での展示という展開があるとは想像もできず、やっぱり苦労して作業した甲斐がありました.
今年のはじめには和田とか鴨川沖漂流→勝浦の打ち上げがありましたし,この冬もまた打ちあがりそうですね.
この月の ブログ に漂着時の写真もあります。


写真:ゴミだらけの海岸の何もない景色という不思議な写真に見えると思いますが,実はこの漂着物に隠れて風を凌ぎ,天敵から隠れて過ごしている鳥が5羽写っています.


写真:上の写真の中でもは特に目立っているミユビシギ.
この他にシロチドリが4羽いますが茶色で目立ちません.
ミユビシギは千葉県一般保護生物 (D),シロチドリは絶滅危惧Ⅱ類 (VU),千葉県最重要保護生物 (A)に指定されています.
この写真の状況がそのまま実際の砂浜での状況で,現場では更に見つけにくい状況です.
こうした漂着物の役割のひとつが砂浜に暮らす鳥類の隠れ家,そしてこの状況での目立たなさが人にとって彼らの存在を無いものとしてこれまで砂浜利用をしてきてしまった理由で実情と言えます.

15日

先日古いハードディスクを開いている時に出てきた2016年のウミネコ救出写真を動画化してYouTubeにアップしました.
海洋大のカヤック実習で漕いでいた館山湾湾奥での出来事です.
釣り糸の問題点について考えてみる一例となれば良いなと思った次第です.
是非ご覧ください.
「釣り糸の絡まったウミネコ幼鳥のカヤックでの救出例 千足耕一様撮影 2016年8月11日 館山湾」6DORSALS YouTube

18日

オーバーハングの堤防に張り付いていたスナガニ.
すぐ下の砂だまりに巣穴があるけれど,ここに登って来た訳はなんだったのだろう?
クライミングを趣味とする個体だったのかな?
(10月撮影)

18日

今日のミサゴ.
ゆっくりと滑空して行った先には魚の群れがいてミサゴに驚いて慌てて逃げています.
そして,魚たちが危険を感じて群れをギュッと小さくしたところで再度襲撃して捕獲したように見えました.
そしてせっかくデカいのを捕ったのに魚を落としてしまって今度はミサゴが慌て気味?

19日

ブログ更新致しました.
2024年10月のカヤック日記です.
Bloggerにも掲載してあります.
スマホで表示に不具合がある場合は横画面でお願いします.
写真:産まれた海岸にひとり残ったシロチドリ幼鳥.
この12月の日記もそうですが、どんどん遅れ気味で、このままだと半年以上古い記事をアップする時代が来てしまいそうです….


写真:冬は長年観察を続けている事もあってどうしてもミサゴの写真が増えます.
そして近年複数で見られる機会が増えてきたようです.

19日

「The Last Observers」良い映画でした!
鳥好き,自然の中での暮らしが好きな人におすすめでした.
(設定で日本語翻訳テロップで見れます)
最後の言葉は特に共感しました.
「今いる場所が幸せなら、そこに留まるだろう。
そして、経験することがたくさんある。
そして毎日、新しいことを学ぶことができる。
今いる場所で生き、そこにあるものを楽しむ。
それが私の一番のアドバイスだ。」
”If you're happy where you are, you'll stay.
And there's so much to experience.
And to learn, every day, new things.
Live where you are and enjoy what's there.
That's my best piece of advice.”
私は南房総に住んでからあまりに豊富な自然に圧倒されて「他の地域の自然を観ている余裕はないのかも」と気づいてしまいました.
いろいろ行きたいところ,見たいものとある中で,やっぱり自分の住んでいる場所の特に海辺の自然をもっと深く観る方が楽しいですし、日常的に観察できるという点で貴重な記録を残しやすくなると考えました.
その経験が今回の南房総うみはま研究会に?がりましたので,この物語の中で表現されているものがとてもよく分かる感じがしました.

21日

昨日のミサゴです.
ダツの仲間を捕獲して海から真っすぐこちらに来て上空を旋回後山の方へ.
自慢しに来たのかな?
魚が捕れた時の動きに嬉しさが感じられるのは気のせいだと思いますが,やっぱりそう見えます.


写真:開きそうで開けない感じのグンバイヒルガオの花.
この群落は越冬し種子を結ぶ群落としては千葉県太平洋岸で最北になっています.
つまり恐らくは日本の太平洋岸での最北となりますが12月に花がある状況です.
東京湾岸にはさらに北に位置する越冬し結実する群落があり、東京湾を太平洋の中に含めて考える場合にはそちらが北限です.

22日

東京湾湾奥に入り込んだザトウクジラがいろいろ心配です。
2005年に袖ヶ浦に入ったコククジラはやっと東京湾外湾まで下ったと思ったら定置網に入ってしまったという事例を思い出します。
無事に出てくれたら良いですね。
当時の ブログに少し書いてあります。
2005年コククジラの経緯はここに詳しいです。
定置網は岩井海岸沖でした。 当日の投稿

22日

ちょっと珍しい写真が古いハードディスクから出てきたのでご紹介.
館山市沿岸で遭遇したカンムリウミスズメの雛です.
なんと千葉県では2例目という珍しい出来事でした.
海鳥好きな人にはシーカヤック絶対的にお勧めです.
こういうことがあるとカヤック漕ぐのがまた楽しくなっちゃうんです.
この2006年頃は成鳥は時々見ていて,でも珍しいので見つけると写真記録してたんですが,この明らかに雛!ていう個体を見た時は千葉での雛観察例があるのかも知らなかったんですが後で2例目と分かり,山階鳥研に連絡していろいろアドバイス頂きながら報文を載せて頂きました.


写真:根本海岸の南端に広がる御神根(おがみね)という名の岩場に休むウミウなどの海鳥と遥か水平線には伊豆諸島の利島、そして潜水艦.
写り込む乗り物ひとつで平和な風景の空気が変わります.
潜水艦に用のない時代が来たら良いですね.

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パタゴニア

 2024年11月の出来事



写真:先月もご紹介した根本海岸で久しぶりに見つかったグンバイヒルガオでしたが,一般的に言われるパターンで越冬には至りませんでした.
細かい状況としては枯れたのが先か大風の後に砂に埋没し行方不明になったのが先か分かりませんでしたが.
もしも埋まっただけであれば,もしかするとまた芽を出す可能性があると思いますので暖かくなった頃にはまた再追跡調査しなくては.

11月の日記ではありますが,これを書いているのは2025年1月半ばです.
昔は月が替わる前に準備して月が替わった時に更新していたのですが,いつからか徐々に遅れてしまい現在ほとんど2か月半くらい遅れての更新となってしまっています.
昔を知っている人からすると随分堕落したな...と,お感じかもしれません.
コロナ禍の頃に徐々に時間間隔が崩れていったのがいくらか影響を強めたようですが,近年観察対象が広まって現場での調査や撮影した写真の量の増加での後処理にかかる時間がかなり膨れ上がって来ていた事,あとは去年までkayakという季刊誌で連載していた「カヤック乗りの海浜生物記」が先に書いたような状況の中でかなり負担になってきた事がありました.
そんな中,長年観察を続けながら未だ記録として公開していないものが溜まって来ていて,それをこのページなどで一部紹介する程度ではなく,自分が死んで,このページが無くなっても,その生き物のあった姿(事実)が記録として永続的に残るようにするために外部の出来れば紙になる研究関係の媒体に出しておく事を真剣に始めたいと思っていました.
それで昨年長年続けていた雑誌の連載を終わりにさせてもらったのですが,その結果がまずはひとつ出せたのでご報告しておきます.
このページは2024年の11月の日記なので,このページのその他の背景になる時期にはまだ受理されていないのですが.


写真:十分なサイズになって越冬を繰り返しているグンバイヒルガオなら11月にまだ花も咲いている群落もあります.
花びらの縁からつんつん出ている棘状の部分は別に硬い訳ではなく何の役に立っているのか大変気になります.
解明されているのでしょうか?

写真にグンバイヒルガオを先月含め多用したのは,実はグンバイヒルガオの越冬と繁殖(開花)北限更新とこれまでに記録して来た大小の個体(群)の記録を以下の研究誌に公開をしたからでした.
「グンバイヒルガオの越冬繁殖分布の北限新記録と千葉県南部における生息状況」藤田 健一郎・藤田 直子 観音崎自然博物館研究報告たたらはま No. 28(2024)
これまでは将来発表する内容なので,あまり詳細は書かないようにしていたのですが,既に公開された内容に関しては徐々にここでもご紹介していきたいなと思っています.
文面はもちろんここでペーストするわけにいかないので,原文を探して読んで頂きたいと思いますが,紙の本になったものを購入して頂くか,観音崎自然博物館の会員になっていただいてオンラインの文を読んで頂く形です.
観音崎自然博物館の 関連ページ を貼っておきます.
この紙面には同館の山田和彦さんと共著の館山市の海岸で漂着していたイカについての報告も載っています.
「東京湾で採集されたホウズキイカ(軟体動物門,頭足綱)」山田 和彦・藤田 健一郎 観音崎自然博物館研究報告たたらはま No. 28(2024)
このイカはグンバイヒルガオの論文でも共著になっている妻の直子が見つけ,私が拾って山田さんに報告し郵送,調査されたものです.
小さな美しいイカでしたが,東京湾で初とは驚きました.
漂着したイカは是非山田さんに問い合わせしてみる事をお勧めします.
新たな発見が見つかるかもしれません!


写真:グンバイヒルガオ群落の中に左右対称に齧られた葉が多数ありました.
どうやって食べたらこんなになるんだろう?と思いながら見ていたら閉じた葉がいくつか周辺にあって,その状態で食べたのだと分かりました.
しかし食べたのが誰なのかが分かっていません.
以前には砂の中から顔を出して葉を食べているイモムシを見たことがあるので,それが潜んでいるのかもしれません.

そんなわけでグンバイヒルガオとイカの報告についてまずはご紹介いたしました.
南房総で暮らしている生き物の存在と,その生き様を記録するためにはこういうページでの公開も大切ですが保全まで影響を与えるには科学ベースであることが大切と考えて,わたしの実力では難しいのは分かっていながらそういう場所に掲載されるよう試みています.
今回のグンバイヒルガオも少なくとも日本での最北限越冬,繁殖群落がいくつもありながら,しかし北限であるがゆえに非常に数少なくか細い厳しい状況での生息を保つ努力がなされていません.
それを訴えるために書いたのが主題でしたので,最後にそれについて書いてあります.
千葉県が繁殖と越冬の北限であるものは多々あると思いますが,グンバイヒルガオが関東では越冬できずに繁殖しないというのが通説のようになってしまっている状況では細々と分布を広げようとしている,目立たない種が定着する前に様々な要因で排除されている可能性があります.
つまり実態が知られていないがゆえに県は保護対象として検討していないわけなのですが,植物の専門家の方々が参加して行われている調査でも十分でないのは仕方がありません.
千葉県全土の植物の全てを見られるはずがありませんから.


写真:グンバイヒルガオの種子.こんな毛むくじゃらで水を弾きます.
なので海面浮遊の術で遥か遠くから流れ着くことが出来るという事のようです.
素晴らしい自然物に備わったデザインの不思議.

その点で一般の人々が見たものを記録し報告していく事が現在非常に大切なこととなっています.
南房総のウミガメの産卵も私が20年と少し前に見つけて報告を始める前には記録がなく,しかし地元の海辺で働く人々には昔から当たり前の存在であったという状況があり,更にはそういう人の中にも「昔はカメが卵を産んでいたけど最近は見ないね」という昔話と化してしまいそうな状況でした.
しかし実際に毎日通って足跡を探してみると当たり前にウミガメが産卵にやって来ていたのでした.
今回のグンバイヒルガオとは経緯が違いますが,「知られていないと無いのと同じ扱いを受けてしまう」という点では一緒です.
「ない」ということになってしまえば,その生息地をどうしたってかまわないという風にもなってしまう可能性があるのです.
だからと言って,それがあるからといって過剰な保護を行う必要は無いと私は考えています.
むしろ自然のままの状況を保ってあげれば良いだけなのですから.
そこに人が影響を与えないで少し離れて住み分けられるようにしてあげるという余裕がこれからの南房総の自然を豊かにし,結果としてヒトの求めるもの「自然豊かな景観」,「豊かな産物」,「豊かな観光資源」というものになっていくはずと考えています.

以下は今月のX(旧Twitter)投稿より引用し追記します.
投稿日が投稿内容の観察日ではない場合もあります.
写真はいつも通りこの月に撮影したものを文面の流れとあまり関係なく貼ってあり,それぞれ説明を入れてあります.


写真:こちらはハマナタマメの種子.
先月の日記ではまだ青々ふっくらな姿の写真があるので見比べてみてください.

2日

2003年根本.
海岸道路にあった野島崎灯台を模した街灯.
この街灯が実はウミガメに問題があって2005年に橙色の灯りに変えてもらった経緯があります.(現在は形も変わってLED化)
海側からの写真で街灯が見えますが,これが子ガメを山側に誘導して海に到達できずに死ぬという事が度々起きていました.
灯台は横方向の遠くに光御届かせるための形なので,つまり「灯台下暗し」街頭にはそもそも向いていないのです.
球替えについての状況は当時のブログにあります.
2003年のファイルを引っ張り出したついででの投稿です.
現在のLED街灯も白浜町エリアのウミガメ光害がある位置のものにはルーバーを仕込んでもらい、できるだけ海側に光りが行かないようにしてもらってあります。
当日の投稿

3日

今日海岸で拾った右から左へ文字時代のなんだかわからなかった遺物がなんだか分かりました.
以下参考になりました.(感謝)
「高岡式の開閉型電気スイッチ」
「安全器というのは、昔、ブレーカーの代わりに使用されていた配線器具」
当日の投稿

7日

面白かった!
先生だから何でも知ってるっていう態度じゃなくて、分からないことがあるから研究してるんだっていう事を素直に言える感じが田島先生は良いですね~。
国立科学博物館YouTubeチャンネル【前編:動物研究部編】異分野の研究員によるクロストーク~最近って何年前?~
当日の投稿


写真:11月は一年で最もシーカヤックに適した季節と昔から言ってますが,嘘ではないのが分かる感じの写真.
しかし近年の強風の日が多いのには少し参ってます.
写真のお客様は開業間もない頃からの20年以上のお付き合いをしてくださっている方で,昔は必ず晴れて穏やかな日に漕いで頂ける晴れ男なのですが,近年風で中止になる日があったりします.
気候変動って地球が生きているうちには当然あるものと考えて付き合っていく気持ちが大切と思います.
今まで穏やかな時代が続いていたんだなあと,そちらに感謝して.

8日

漂着物の中でハエを捕食していたスナハマハエトリ.
今年はあまり観察してないですが印象からすると少ないような?
潮間帯で採餌する事については以下で短く報告しました.
千葉県南部におけるスナハマハエトリの分布 藤田 健一郎・藤田 直子 観音崎自然博物館研究報告たたらはま No. 27(2023)
観音崎自然博物館に行って買うか会員にならないと読めないのですが,機会あれば読んでみてください.
観音崎自然博物館研究報告たたらはま No. 27(2023)
当日の投稿

8日

10月15日発見のグンバイヒルガオの様子を確認してきました.11/7撮影日
まだ青々しています.
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10日

昨日はシックスドーサルズ開業間もない頃からのお客様Wさんご夫妻にご参加頂き,館山湾大房岬を久しぶりに漕いで頂きました.
テレマークスキーもされるWさんご夫妻,自然を観ながら自分のペースで移動を楽しむ点で共通の楽しさが感じられるそうです.
いつも無理して距離を漕がず楽しまれています.
シックスドーサルズのカヤックツアーは1日1組で催行していますので,参加者の経験度,希望に合ったツアーを無理なく楽しんで頂けます.
また自然相手ですので海況,天候から無理なくルートプラン,決行,中止,など判断しておりますので,初心者の方もお気軽にご参加ください.
当日の投稿


写真:ミサゴがちゃんと魚を捕っている姿を見ると海にはまだ魚がいるんだなあと安心します.

13日

立派なアリソガイの貝殻.
危うくキャタピラに踏まれてしまうところでした...
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14日

9月に撮った写真でクマバチがハマゴウの花を抱え込んで蜜を吸っていて「なんだか可愛い動作だな~」と眺めていたですが,吻がおかしなところに入り込んでいることに気づき気になって調べたら,これが盗蜜というのをしてるところだと分かりました.
でも花粉を運ばないからって泥棒扱いは可愛そう.
しかし,この素早い動きで花を抱え込んで吻を刺して蜜吸って次!ていうのはなかなか忙しそう.
動画ではそういう様子は全然分からないですね.
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18日

今日のウミネコ
最近センサーを掃除してなくてゴミが右上に写り込んでます.
Leave the Leaves(Xerces Society ホームページ)
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写真:越冬地ではミユビシギを主体にシロチドリと,この日はオバシギも1羽仲間入りしていました.
みんな仲良し.
でも行動が微妙に違います.
ただ,人が来たり天敵が来た時に一緒にいれば少し安心という感じ.
ビーチコーミングの時に気づかずに群れを蹴散らしてしまう場合が私もあります.
波打ち際にいる時は活性している時なので逃げるのも早いですが,植生の中や漂着物に隠れて休んでいる個体もいるので,そういう場所を避けてあげて波打ち際だけでビーチコーミングをする習慣をつけて頂けると,繁殖期にも産卵した卵を踏んでしまうという最悪のケースを防げます.
どうぞご協力ください.

19日

いつも根本海岸のウミガメ,チドリ調査で大変お世話になっている,波音日和の松井さんの絵の個展です.
とてもきれいな色づかい.
南房総が好きな人にはおすすめ.
11/22-12/23野島崎灯台下の白浜海洋美術館で無料だそうですので是非!
波音日和
当日の投稿

20日

船が座礁した勝山浮島のあの浅瀬はうねってる時にカヤックを漕いでると海面がドーンと盛り上がって結構迫力があるんですよね、潮も早いですし。
隣の洞窟×3があるきれいな湾状の場所は初めて漕いだとき千葉県って凄い!と思いました。
あの素晴らしい海に油が漏れないよう願ってます。
当日の投稿

21日

今日はミサゴが3羽!(全部一緒に写ったのはこんな写真だけですが)
当日の投稿


写真:たそがれのウミネコ.
ずっと向こうの海岸線は砕ける波が風で内陸に向かって霧のように運ばれている様子が見えています.
海の栄養分が地上に運ばれて塩分が内陸の植物の進出を抑える役割をして海浜植物の暮らす場所を創り出してくれます.

23日

カヤック日記更新致しました.
2024年9月のカヤック日記です.
Bloggerにも掲載してあります. スマホで表示に不具合がある場合は横画面でお願いします.
投稿の写真は漂着した大量のカジメの中のトウネン.
当日の投稿

26日

今日はミサゴが5羽一緒の場所にいました!
数が増えてきたのなら良いなあと思います.
1枚目は全体,あとの3枚はそれぞれのクローズアップです.                                 当日の投稿


26日

昨日はしばらく見に行っていなかったハマナタマメ群を観察しに.
すると17m離れて新たな個体発見.
周辺にはイソギク満開でした.
海岸散策に良い季節.
当日の投稿

30日

今日はシロチドリを観察できました.
休息中だったので出来るだけ離れて撮影しました.
ずっと暴風だったし疲れていそうでした.
やっと風も止んで暖かな日差しの中でほっとしてるんでしょうね.
7羽写ってます.
探してみてくださいね.
当日の投稿


写真:イソヒヨドリのメス.
いつものところにいつもいるという感じのかわいい海辺の主です.
ご挨拶を忘れずにどうぞ.

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