2022年9月の出来事


写真:夕焼けが早い時間に見られる季節.今月は写真のような日が落ちる際に見られる薄明光線を見る機会がかなりありました.


9月のTwitter投稿より引用します.
今月は(も)投稿が少なめでした.

8日
7月のカヤック日記をポッドキャスト「南房総海音日記」にアップしました.
今回は夏の間に時間が取りにくかった事と,暑さが激しい日が多く海岸での録音が難しかった事,更には家の近くで工事が続いており終日音がしていたために家での録音もできずにいた事などがあり,アップロードがかなり遅くなってしまいました.
収録は今回も海岸で録音しましたが,台風11号のうねりが寄せている館山市の太平洋岸,平砂浦(へいさうら)の砂丘上での録音でしたのでうねりの砕ける音がうっすらと聞こえています.
内容はウミガメの産卵状況,チドリたちのその後などです.
その他に加えた内容もありますので,既にお読み頂いた方も是非聴いてみてください.

8日
2006年から砂浜を走ってウミガメ調査やら付き合ってくれていたマウンテンバイク,Gary FisherのMullet(車種詳細 99spokes.com)を引退させました.
この自転車を買う前にはクロモリ(鉄)製フレームの既に10年乗っていたマウンテンバイクを使っていたのですが,さすがに鉄製の自転車を砂浜で使うのは厳しくどんどん錆びていき使える状態ではなくなってしまいました.
夏の間はツアーもありますし,毎日使い終えてからメンテナンスをするという余裕も無く自転車には可哀そうなことをしました.
当初,自転車と足とクルマとをエリアで使い分けたり,オートバイを使ってみたりと試行錯誤しましたが,結局クルマに自転車を積んで,大きな移動はクルマ,現地での探索は自転車で移動する方法が最も効率が良く,継続するならこの方法しかないと分かってからは自転車に無理して砂浜に付き合ってもらっていました.
そういう経験があったので,新しい自転車を購入する際には十分すぎるくらい吟味しました.もちろんかけられる経費の関係も含め.
ウミガメの調査のためだけに購入したわけではありませんでしたが,前の自転車で困った面を解消できるように,まずアルミのフレームを選択しました.
それに加え時代的にちょっと早めな採用のディスクブレーキが付いてるものを選びました.
昔ながらのホイールをゴムで挟んでブレーキするタイプだと、砂が咬んでホイールが早々に傷んでしまうのでした.
その点,ディスクブレーキなら問題ないはずと考えたのでした.
その基本的な2点は大正解でした.


写真:若いキョウジョシギとキアシシギ.この季節は渡り途中の異種が仲良く餌を食べている場面がよく見られます.

当初,ディスクのパッドなど消耗品を購入するにもネット上で専門部品を入手しにくく,もちろん未だに南房総に専門店は無いですし,その点では苦労しましたが現在ではディスクブレーキも普及し,ネットショッピング環境も整い困ることがほとんど無くなりました.
南房総でマウンテンバイクを乗るというのは,部品の購入という難題がまだまだあったのでした.
ですからたまに上京する予定があると自転車屋に立ち寄ってリストした部品を買ってくるという感じでした.
そもそも,このマウンテンバイクの購入が東京御徒町の知り合いが勤めていたアウトドア全般を扱っていたショップでの購入でした.
自転車に限らず,カヤックの道具もそうですが,日常的なものも含めちょっと一般的でないものはほとんど南房総には売っていませんでした.
ですから,例えばなにかしらの整備や日曜大工をしようにも工具から材木その他材料を購入するだけでも難しく,そのために君津のジョイフル本田まで車を走らせるといった状況でした.
ただし大工道具や材木屋はむしろこういう土地は職人が多いですから,お店の存在さえ知っていればそういうところでしっかりとした道具は買えました.
私が館山に越してきた1993年からで思い返してみると,街のお店の様子について言えば.まずコンビニが市内には2つしかなく,18時を過ぎると空いているお店はほとんどなく商店街も暗くなってしまうという状況でした.
20代で東京から越してきた自分には新鮮な驚きでしたが,勤めから帰ってくるのが遅くなると買い物ができないので週末に買い物という習慣となり,皆同じ境遇なのでしょう当時まだ数が少なかった週末のスーパーは混んでいた記憶です.
今ではスーパーもコンビニもいくつあるか分からないくらいありますし,遅くまで開店するようになり,道中の道路が混まないなども利点もあり,館山市街等はそういう面では都市部よりも便利だと思います.
スーパー等の大型店が増えたぶん,小さな商店はどんどん少なくなりました.
銭湯は当時も使っていませんでしたが,市内にいくつかあり,それももうありません.
今思い返してみると大昔のような,嘘みたいな世界ですが,ほんの30-20年前の事です.


写真:昔とほとんど変わらない船形港といろいろ変わった館山市街.海の色は昔よりきれいになりました.

話が逸れましたが,2006年に買った,今回引退したマウンテンバイクは2012年には痛んでいたかなりの部品を一気に入れ替えました.
多くの部品が痛み始めていて,特にボトムブラケット(ペダルを回す時に回転する部分の軸を包む部品)が固着してしまって外せなくなってしまいメンテナンスが出来なくなっていた問題等が出てきていました.
砂と潮風を浴びながら,強風でも当時は構わず出かけていましたし,自転車が働くべき環境ではありませんでしたから仕方ありません.
ウミガメの調査に加え,海が荒れてカヤックで出られない時にはトレーニングという名目で自転車で段差を越えたりするトライアルのような乗り方もしていましたので,そちらでの負担もかなりあったのでした.
この時に買い替えるか少し考えましたが,フレームはまだきれいでしたし,何より気に入っていたので,プロショップに依頼してボトムブラケットを外してもらえたことで解決し,あとは自分で部品交換をして乗り続けることにしました.
それからまた10年が経ち,今回はヘッドチューブ(ハンドル操作の軸になる部分)にある問題で修理しきれない部分が出てきて,その他の部品もこの夏に順番を待っていたかのように壊れだし,これで部品を替えても本体の問題が解決しない為に諦めました.
自分の身体にとても馴染んでいて気に入っていましたので大変残念だったのですが.
そんな感じで,この夏のウミガメ調査は非常に暑かった上に自転車のトラブルが多々出て何キロも自転車を押す場面が幾度かあったりと大変だったのですが、自転車の方もきっと疲れ果てていて大変だったんでしょう.
それにしても,こんなに沢山の時間海岸を走った自転車はそうそうないでしょうね….
まあ十分働いてくれました.
そのうち余裕が出来たら何か別の負担の少ない用途向けにレストアできないかなと思いつつフレームを倉庫へ仕舞いました.
本当にお疲れさまでした!


写真:様々な植物の中にポツンとあったハマナタマメ.(丸っこい葉っぱ)

ちなみにマウンテンバイク海岸散策ツアーはもちろん継続しております.
当方の乗る自転車はマウンテンバイクから実用性に的を絞ってアルミニウムフレームのグラベルロードとか呼ばれるオフロード気味のタイヤにドロップハンドルというものに変わりました.
ウミガメなどの調査の時にも出来るだけ家から自転車で出動し,クルマの利用頻度を下げるためには走るのが楽なカタチの自転車が良いのではないかという選択です.
マウンテンバイクは海岸での操作性やオフロードを走る事そのものは最高に楽しいのですが,楽に走れるという点ではロード系のカタチには敵わないかなと思います.
私は10代をトライアルという障害物競走的な競技をして過ごしていたためオフロード系の自転車が乗りやすく馴染んでいるのですが,今回はドロップハンドルで姿勢も違い,こういうタイプの自転車は小学生の時以来です.
なんだか妙に懐かしい気分になったりもしましたが,いろいろ装備も現代的になっており,その昔の記憶とのギャップに戸惑ったりしながら漕いでいます,
ツアーでお貸ししている自転車は安定の26インチマウンテンバイクで変わりません.
最近はホイールの径が大きくなってきたりという進化が見られますが,やはり26インチマウンテンは初心者の方から慣れた方まで安心して乗れるカタチの自転車だと考えています.
ツアーではマウンテンバイク初めての方でも,少し段差を越える練習なんかもしてみたいという既にマウンテンバイカーの方にも楽しんでいただけるよう,毎回アレンジしていますので試しに是非ご参加ください.
これから秋から初冬にかけて南房総の海岸線は空いていますし,気候も自転車を漕ぐのに気持ちの良い季節です.
是非お問い合わせください!


写真:マウンテンバイクでは十分走れたお気に入りのルートをドロップハンドルで走ってみるのはとても新鮮でした.

9日
外房方面で注目している海浜植物ハマナタマメ,グンバイヒルガオ,それとウミガメの巣の状態を確認してきました.
この夏に発見の小さなグンバイヒルガオではイモムシが食事中.
種類はエビガラスズメというガの幼虫のようです,
以前もグンバイヒルガオで葉を齧っているのを観ていますが,今回のものは表面がザラザラしていたので印象が違い別種なのかな?と思っていましたが,多分.
前回は砂の中に潜って身体の前半だけを砂から出して葉を齧っていました.その時のTwitter投稿
布団に入ったまま食事をしているようで行儀が悪い虫だな~とか思いました.
暑い日でしたので,むしろ砂の中が心地良いのかもしれません.
ハマナタマメは最も大きな株では鞘が凄い数あり,一方ではなかなか花が咲かなかったうえに何かの動物に食害に遭った株では葉が一部とても小さくなっていたりと株毎に様子が違い興味深いです.

12日
夏の間に行けずにいた海浜植生,グンバイヒルガオやスナビキソウ群落をチェックしてきました.
自宅から自転車で廻るのにちょうど良い館山市内エリアです.
新たにハマナタマメ×2とスナビキソウの安定群落も発見しました.
発見する度に観察対象が増えますが,台風などで消滅する群落もあり,継続的に観察すると耐性や発芽しやすい環境も感覚的に掴めてくる感じです.
ただ,それを客観的な表現で文字にするのは難しそうです.
この日は鮮やかなオレンジ色のハマカンゾウが咲き始めたのも確認しました.


写真:館山市沖を行く潜水艦と富士山とオオミズナギドリ.
館山沖は昔から結構高い頻度で潜水艦が通過します.
館山湾に錨泊する姿も良く見られましたが,最近は少ないかもしれません.
平和な南房総の海辺で軍用の乗り物を見るのは複雑な思いです,

12日
ポッドキャスト南房総海音日記に「2022年9月10日の洲崎の波音」をアップしました.
外海に面した磯に寄せる複雑な波音と生き物の鳴き声をお楽しみください.
ポッドキャストを始めてみて,改めて南房総の海岸の静けさに貴重さを感じています.
南房総でも場所によっては自衛隊のヘリコプターがひっきりなしに飛んでいたり,田舎特有の草刈り機の音,オートバイの爆音,そして昼,夕方と防犯防災の注意を告げる防災無線の音,羽田に向かう飛行機の音と様々な人工音があります.
それが録音に臨場感を与える可能性もありますが,私の好みとしては多くは省きたい対象です,
普段,自分の耳では無意識に必要ない音は頭の中の処理で音量が下がるそうで気になりにくくなっていますが,録音機はある音をそのまま拾うので,家に帰って聴いてみて「飛行機の音が入ってる!」と気づいたり,今まで「本当の音」を聞いていなかったもだという事を実感して驚いています.
南房総は映画やドラマ,CMのロケ地としても高頻度に利用されていますが,音の問題は「別録り」で解消しているそうで,せっかくの現場の自然音は利用されていないんだなあと勿体なく思いました.
そういった雑音のない環境での波の音,適度な風の音,鳥の鳴き声といった心地よく響く自然音をそのまま録音できる環境がまだあるという事を知る事で,改めてそういう静けさの貴重さを感じています.
貴重な音(が少ない)環境も含めて南房総の良さだという風に感じられる人が増えると良いなと思います.
今回の音は2分30秒です.
どうぞお気軽に聴いてみてください.
そしてできれば実際に南房総に来て,生の音でも体験してみてください.


写真:上記のポッドキャストを録音中.

17日
台風でこの週末も海は荒れてしまいました.
今年は週末に荒れることが多く困ります….
それでも,やっぱりシーカヤックは夏が終わってからが本番です!
秋は10月末くらいまでは初心者の方も楽しめますよ.
台風が全く影響していない日に当たればかなり幸せな体験ができます.
秋の海いいな~と感じていただけると思います.
関東の夏はですね,シーカヤックを漕ぐには暑すぎるんです.
それでも地上よりは涼しいのですが.
転覆の練習や再乗艇,エスキモーロールなどなど濡れながら練習したい中級者にはお勧めです.
写真は前の日で,この日は台風が遥か南にありましたが,まだ波も穏やかで風は心地よい程度でした.
そして時々青空という良いカヤック日和でした.

24日
凄まじい雷の後はダブルレインボーでした.
この直前まで凄まじい雷雨が何時間も続いていました.
雷を観察するのは嫌いじゃないのですが,今回は近すぎて久しぶりに本当に恐ろしくなりました.
しかし,そのあとにこういう素晴らしいものが見れたので,単純なものですぐにその怖さを忘れてしまいました.

25日
シーカヤックのツーリングは自転車のツーリングのようなものです.
釣りをするわけでもなく,移動そのものを楽しみ,景色を愛でながら写真を撮ったりという一日を過ごします.
のんびりする時もあれば,頑張って漕ぐ場面もあり,山登りのような気分もあります.
海の上をマンパワーで移動する楽しみ!
この日はほぼ鋸南町ツーリングでした.
本当に良いところです.
海から見た鋸南町は大変貴重な自然環境が維持されています.
訪れる時には,これからもこのフィールドを楽しめるよう環境とそこに暮らす人々の生活を大切に考えてお邪魔しましょう.
前日の嵐ですっかり空気がきれいになったようで,光がとても眩しい日でした.
水も透き通っていました.


写真:カヤックに乗ると(履くともいう),広大な海の上もあなたの行動圏となります.

27日
海浜植物の観察に出かけました.
イソギク,ハマゴウ,ハマゼリ,そして,この時期にグンバイヒルガオの発芽が見つかりました.
海浜植物は食べられるとかそういう実利的な意味での興味だけでなく,愛でる対象としても人の役に立てる存在と感じています.
もっと様々な海浜植物を愛でてあげてください.
きれいなのはハマヒルガオ,ハマユウ,スカシユリだけではないんです.
「ハマヒルガオを保護しています」という場合は稀ですがありますけれど,美しい紫の花を咲かせるハマゴウは人の目に美しい上に,その強い地下茎で海岸の砂丘を維持するという役目もしてくれているのですが,保護されるどころか邪魔者扱いされて草刈り機で駆られたり,重機で砂丘ごと崩されてしまったりひどい扱いを受けています.
ハマヒルガオやハマユウはその縁の下の力持ちの上で気楽に咲いています.
そしてハマヒルガオのように丈夫ではなく,限られた位置にしか棲息できない種もあります.
そして彼らは一様に地味な花を咲かせます.
人のいう保護というのは大抵の場合,その目的意識の中に「自分が見て気分が良いから」という事が無意識にあると考えられます.
かなり貴重になってしまった植物,生物でも見た目が気持ち悪ければ平気で除去してしまうのが人間の本性です.(ハマゴウの場合はきれいですが,丈夫すぎるので脅威と感じるようです)
そういう偏見に満ちた基準で生き物の保存に偏りを与えていること自体が自然界全体で言えば環境破壊でもあるという視点を持たなければ「保護」などしない方が良いでしょう.
満遍なく保護する事の難しさは大変なものです.
人間は保護などしなくて良いので破壊をやめれば良いだけの話だと思うのですが,それはもっと難しいのが現代です.
しかし,それもいつか変えざるを得ないでしょう.
ほんの50年後に,一例として海浜植物がどういう扱いをしてもらえるようになっているのかを見れば,それが結果だと思います.
世の中がそう言いだす前に南房総がそれを先に始めても良いはずです.
誰か(どこか)の真似をして後を追いかけているうちは,その本当の良いところを活かすことはできないでしょう.


写真:漂着物の中で逞しく芽を出したグンバイヒルガオ.
漂着物が多い場所には種子も打ちあがりやすいのですから,漂着物を一掃してしまえば彼らのような植物の分布拡大の可能性も大きく下げる結果となるでしょう.

28日
ミサゴに遭遇する頻度が急に高まる季節になりました.
今日も1羽に遭遇.
写真を見たら脚を下して変な格好,ちょうど糞をしたところでした.
ミサゴは魚が主食です. ということはミサゴの糞を浴びたら魚臭くて大変でしょうね...
私は未経験ですが,同じく魚を主食にしているアオサギは巣に近づきすぎて糞爆弾攻撃を受けた経験があります.
意外と臭くなかったような...
あと7月5日に産卵されたウミガメの巣で脱出穴が見つかりました.
巣内調査は行っていないので,いくつの子ガメが海に帰ったのかは想像するほかありません.
頑張ってオトナになって,南房総に帰ってきてほしいです.
グンバイヒルガオはまだ少し花が咲いてました.


写真:淡さと強さが良いバランスの美しい黄色の花を咲かせるワダン.

29日
ポッドキャスト南房総海音日記に「2022年8月のカヤック日記」をアップしました.
長さは01:07:38です.
8月はやはりウミガメの話が多めになっています.
とにかく産卵の多かった今年の夏でしたが,子ガメが無事に巣から出た記録は少なくなっています.
ただし9月以降は可能な範囲での調査とし,時々の観察ですので脱出した穴が風が吹いて再度埋もれて分からなくなっただけという場合も多いと考えています,
子ガメが海に帰った数を確認してはじめて調査の意味があるという訳ではないと考えています.
調査を始めた初期に子ガメが脱出する予定日前後の夜間に観察を繰り返したことがありますが,観察をしている時に限って子ガメが出てこないという事がありました.
地中の子ガメがその周りを歩く人の振動に気づかない訳が無いのです.
それに気づいてからは脱出を観察するための調査はやめました.
そして巣を掘り返しての調査もその後にやめました.
ウミガメが作った巣穴はウミガメにしか分からない仕組みがあるはずです.
そして巣から出て海に向かうことが出来なかった子ガメを助けることはウミガメや生態系全体を見渡した時に必ずしも良い事ではないと考えています.
もちろん巣の中で死んでしまう子ガメの事を考えればとても悲しいですが,それは自然の中で起きている事であるはずです.
それについて人間が影響を与えてしまった結果,それが起きているのだと考えるならば,そこで子ガメを助けるのではなく,原因を探り,それを取り除く事を考えていくべきだと考えています.
私にできる事はとても限られていますが,観察対象としているエリアで起きる単純な問題について,素早く介入して早い段階でシンプルにできるだけ問題のない方向に解決するよう地味に行動しています.


写真:ヒトが創り出した物のカタチで言えばこれほど洗練されたものはないシーカヤックですが,その中でも特に美しいEddyline Falcon.

30日
この日はカヤックでないと観察に行けない場所のワダンという海浜植物の観察とハヤブサ探しでした.
夏の間乗らずにいた私のプライベート専用カヤック(?)のEddyline社のFalcon16を久しぶりに浮かべました.
ハヤブサを探すのに最適な艇ですね.名称が同じというだけですが.
夏の間世話をしてやらずにいたので,白い美しい艇に苔が生えてきて少し緑がかっていました….
家で水道を使って洗うよりも海の中で洗う方が環境に良いですから,それも目的でした.
ハヤブサは残念ながら見つかりませんでしたが,ワダンはきれいに咲いてました.(上の写真)
ワダンはあるところには別に珍しくもなくありますが,無いところには全くないという植物で,その生息状況が気になっています.
この日は気温は高かったですし,水がとてもきれいで,漕ぎ終わって水に浸かりながら苔を掃除していましたが,適度な温度の水が気持ち良くずっと浸かっていたい感じでした.



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